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根本和馬の人生相談

Q、何をもって、「一番」や「勝ち組・負け組」と定義しているのですか?
長野県 事務長 Mさん
根本先生、こんにちは!
以前根本先生の講演を聴いた時に思ったのですが、現在の根本先生は何をもって「一番」とか「勝ち組・負け組」と定義しているのですか?

A、大事なのは「人と比べて、自分はどうか?」ではなく、「自分が一番になりたいんだ!」「自分は勝ち組になりたいんだ!」と思えるかどうかという事です。明確な基準はありません。

Mさんは私の講演をお聴きになられていますので、ご存知だと思いますが、『力相応一番』という考え方があります。

これは「まず自分が目指せるところから一番になろう(なるんだ)!」という意味合いがあります。つまり全ての面において一番を目指すのではなく、自分が目指せるところ、可能な分野から、先ず一番を目指していくという考え方です。

このように考えた場合、例えば「私は患者様との応対で一番になる!」と決断したとします。ここで最も重要なのは、「一番になるんだ!」と自分が決断しているという事なのです。
「誰々と比べて応対で一番になる」という、比較するようなものではないのです。何故ならば「応対で一番」と言っても、明確な基準など存在しないからですね。例えば『全日本歯科医院受付応対トーナメント』なるものでもあれば、話は別ですが、当然そんなものはありません。

まずは「私は○○の分野で一番になるんだ!」という決断をする事。これがまず重要です。

次に大事なのは、「では、どうすれば良いのか」という事を、考え、実践してみるという事です。この部分がゴッソリ抜け落ちている人達が多いように、私は思います。

ハッキリ言って、言葉や文章では、何とでも表現出来るんです。しかし言葉や文章を使って、このように「○○一番」とか「○○日本一」などというように、自分を表現する事が最も重要な事なのでしょうか?そうではなくて、最も重要なのは、『実践する』という事です

仮にMさんが『笑顔で一番になる!』と決断したとしましょう。先に「決断する事が重要です」と書きましたが、決断する事がゴールではないのです。むしろ決断するところから、全てが始まる、いわば決断はスタートなのです。

どういう意味でスタートかと言いますと『笑顔で一番になる!』と決めた次に、考えなくてはならない事は「そもそも一番の笑顔ってどんな笑顔だろう?」「一番の笑顔という事は、今までの笑顔と、どのように違うのだろう?」「自分にとって、一番の笑顔を実践し、且つそれを継続するには、どのような取組みが必要なのか?」などの自問自答を絶えず、投げかけ、そしてその自問自答に関しての具体的な取組みを、日々実践するのです。

そのようなプロセスを重ねる中で、徐々に今までに無かった笑顔が作り出され、且つそれが「最近Mさん、良い笑顔しているよね?」などのように、周囲に認識され始めるのです。

「勝ち組・負け組」に関しての考え方も基本的には同じです。大衆的には「勝ち組=高所得者」「負け組=低所得者」というイメージがあると思いますし、私の話の中で使用する「勝ち組・負け組」にも、確かにこのようなニュアンスが含まれています。しかし、もちろんそれが全てではありません。

もうひとつの大きな意味として、「生き生きと人生を過ごしている人=勝ち組」「ただ何となく人生を過ごしている人=負け組」と捉えています。このような意味で捉えると、必ずしも「高所得者=勝ち組」「低所得者=負け組」と言える訳ではない事が、おわかり頂けるのではないかと思います。

「生き生きと人生を過ごしている=高所得者」「ただ何となく人生を過ごしている人=低所得者」とは必ずしも言えません。逆に「生き生きと人生を過ごしている人=低所得者」「ただ何となく人生を過ごしている人=高所得者」と言えるケースも十分にあり得るのです。

しかし確実に言える事は「生き生きと人生を過ごしている人=負け組」「ただ何となく人生を過ごしている人=勝ち組」というケースは絶対に無いという事です。

実は私も前職時代は「お金を持っている人は皆幸せ」という価値観がありました。そして、このように思っている人は、決して少なくないと思います。しかし、この価値観は経営コンサルタントになった事で、覆されました

医業収入が高い医院の院長ほど、生き生きと人生を過ごしている傾向が強い事は確かです。しかし「絶対」ではありません。現在の私のクライアントにはそのような院長はいらっしゃいませんが、私が以前無料経営相談として伺った医院の院長の中には、医業収入は高いんだけど、院長の目が死んでいるというか、濁っているというケースがありました。

逆にまだまだ高い医業収入をあげているとは言い難いが、これから医院を飛躍させる為に、私もお手伝いさせて頂きながら、様々な取組みをされている院長の目はキラキラと輝いている事が殆どです。

さて、Mさんはどちらの院長を「勝ち組」、どちらの院長を「負け組」として位置付けるでしょうか?

先に「一番」の解説でも伝えましたが、まず大事なのは「自分は何としても勝ち組になりたい!」と思うかどうかなのです。私は講演中も申し上げますが、自分から率先して「負け組になりたいです」という人は、私の話は聴かなくても良いですし、私の文章も読まなくて結構であるという気持ちを持っています。

以上が、私あるいは歯科医院地域一番実践会として捉えている「一番」や「勝ち組・負け組」の定義です。

チャンスは平等に与えられています。「一番になりたい」と思うのも自分次第。「一番でなくても良いや」と思うのも自分次第。「勝ち組になりたい」と思うのも自分次第。「勝ち組でなくても良いや」と思うのも自分次第。

さて、Mさんはご自分の人生をどのように過ごしたいですか?
全ては「決断」からスタートです。

ご相談ありがとうございました!

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