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Q、院長とスタッフ間に壁があるように感じます。
神奈川県 受付・TC Nさん
根本先生、こんにちは!
私の一番の悩みは、私も含めてスタッフと院長の間に壁があることです。私がこの医院に入職した頃から、すでに壁がある感じでした。コミュニケーションがとれないというか、まず私から変わらなければと思うんですけど、なんだか仕事の事以外で話しかけづらいんです。今は朝礼やミーティングがあるので、少しは接点ができたのですが、まだまだコミュニケーション不足だと思います。私はこの事が医院の一番の問題だと思っています。この何年もの壁を越えられたら、いろんな面でかなり成長できるのではないかと思っています。
根本先生、アドバイスをお願いします!
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A、「自分が変わらなければならない」と意識することで、負のスパイラルを断ち切るきっかけになります。後はトップ(院長)が「自分がこのままではダメだ!」と思えるかどうかだと思います。
まず確実に言える事があります。それは「私と院長の間には壁がある」とNさんが感じているという事は、院長の方も同じように「オレとNさんの間には壁がある」と感じているという事です。
Nさんが素晴しいなと思う点は「まず私から変わらなければと思うんですけど」と書かれていることです。多くの場合、このようなケースでは「院長が積極的にコミュニケーションを取ろうとすれば、私もコミュニケーションを取ろうとするのよ!」と、院長に焦点をあてる事が殆どなのです。そういう意味で、「まず私から変わらなければと思うんですけど」と、自分に焦点をあてる事の出来るNさんは、非常に前向きな考えの出来る人だと思います。
ちょっと話がずれてしまいますが、成功の3条件のひとつに『プラス発想』というものがあります。ちょっとこの『プラス発想』について説明したいと思います。
どんな物事にもプラス面マイナス面というものが存在します。よく私が例え話として使用するのが、『患者様がたくさん来院する』という出来事です。これにもプラス面・マイナス面があります。ちなみにプラス面としては"たくさん患者様が来院するという事は、良い口コミが拡がっている証拠である""患者様がたくさん来院する事によって、収入が上がる"という事が言えると思います。逆にマイナス面としては"患者様がたくさん来院する事によって、忙しくなる""昼休みが取れない・帰り時間が遅くなる"という事が言えると思います。
このように、どんな出来事にもプラス面・マイナス面というのが存在し、この出来事において、プラス面に焦点をあてる事が出来る考え方の人を『プラス発想の出来る人』と言います。この『プラス発想の出来る人』というのは、どんな歯科医院でも、それこそ歯科業界でなくても、仕事で評価される人になる可能性が高いと言えると思いまので、是非Nさんにはこれからも『プラス発想の出来る人』であってほしいと思います。
さて、話を戻します。
このようなケースの場合、スタッフの方が「まずは自分から変わらなければ…」と思えているなら、あとは院長次第だと言えます。スタッフの方が「まず自分から変わらなければ…」と思っているのに、院長の方が「お前達が変われば、オレも変わるよ」的な考え方をしているのだとすれば、まず間違いなく今後も壁は払拭されないままであると思います。
このような場合は、私のようなコンサルタントが入る事で、かなり改善・解消するケースが多いのですが、それでも院長のキャラクター如何によっては、改善するまでにかなり時間がかかる事もあります。
このようなキャラクターの院長に変化の兆しが見えるのは、私の経験上、以下のような出来事があった時です。
1.自分が衝撃を受ける程の本に出会った
2.自分が衝撃を受ける程のセミナーに参加した
3.自分が衝撃を受ける程の影響力のある人と出会った
4.他院を見学する事で、衝撃を受けた
5.同職種・同じ立場で活躍している人を知って、衝撃を受けた
6.(相当数の)スタッフに辞められる事で、衝撃を受けた
7.家族(特に配偶者)に逃げられる事で、衝撃を受けた
当然1〜5の中のいずれかを体感する事で、変化する事が望ましい訳ですね。6はおろか7になったらシャレになりません。ですから私のクライアントの院長の中で、もし今回のNさんのご相談のような院長であった場合は、1〜5のどれかを必ず実践してもらうと思います。しかし悲しいかな、このような院長が素直に上記のような取組みをすんなりと実践してくれるケースは、結構稀です。逆に言えば、素直にアドバイスを聞くようになったら、少しずつですが、院長とスタッフの壁の高さも低くなってきていると言って良いと思います。そういう意味では、このような院長が変化するのは、ある程度長期戦の覚悟が必要になってきます。
Nさんに必要なのは、現在の「先ず自分が変わらなければ」という気持ちを持ちつつ、医院とは関係ないところで、スキルアップを図っておくという事ではないかと思います。残念ながら、如何に変えようと努力しても、変わらない時は変わらないものなのです。これは私が前職で嫌という程、体験している事です。
「何としても自分を変えたい!」と努力する→しかしそんなNさんの気持ちに、一向に関心を寄せず、院長はマイペース→Nさん、「もっともっと努力が必要なのではないか」と遮二無二努力する→院長、そんなNさんの気持ちに全く気が付かない→Nさん、遂にモチベーション低下→Nさん、ついに退職
というような形での退職が、最悪のパターンです。こうならないように気を付けて下さい。
そうではなくて、「院長を変える為に、先ず自分を変えようとする努力はしつつも、自分は医院内外問わず、あらゆる面のスキルアップを図っておく」という事が、Nさんにとって精神衛生上、一番良いのではないかと私は思っています。
そのようにしておけば、仮に院長に変化があれば、「このままこの職場で活躍していく」という選択肢を選ぶ事も出来ますし、仮に院長に変化が無く、退職の決心をした時に、上記のようにコツコツとスキルアップを図っておけば、どんな歯科医院でも就職出来ると、そして活躍出来ると、私は思っています。特にTC(トリート・コーディネーター)は、養成が難しいですからね。今の職場にいつつも、ある程度TCとしての経験を積み、Nさんなりのカウンセリングのノウハウを積んでおけば、引く手あまたの存在になれると思います。
「何か他の職場に目移りしている事を前提して考えられているのではないの?」と思われそうですが、その通りです。しかし誤解しないでほしいのは、私は「今の職場を辞めなさい」と申し上げている訳ではない、という事ですね。
今の職場で120%の力を出し切るという事は、とても大事な事であり、そのような姿勢で仕事をしていれば、どんな職場でもやっていけるという事です。
しかしNさんは非常に幸運なんです。
何故ならば、『コミュニケーションの取れない院長と仕事をするという経験が出来た』訳です。この事は、後々Nさんの財産となります。今後コミュニケーションの取れにくい先輩、同僚、後輩問わず、「あの時の経験を活かせば、この人にはこのように接してみようかな」という、Nさんなりのノウハウが出来上がるからですね。
このように『プラス発想』で、この院長ともコミュニケーションを取ってみて下さい!
Nさんの今の悩みは、将来Nさんが飛躍する為に、必然的に用意されているものです。成長・成功の前には必ず壁が立ちはだかります。意識も高く、プラス発想の出来るNさんであれば、必ずこの壁を乗り越える事が出来ると、信じています。
ご相談ありがとうございました!
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| 院長とスタッフ間に壁があるように感じます | 受付・TC Nさん |
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