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根本和馬の 歯科医院経営に役立つコラム

歯科医院経営で大事な事は“常に取捨選択する事”である[2006/08/10]


以前私には、

「物事はシンプルであればある程美しい」

「どんな時でも、選択肢はそんなに多くない」

この2つの持論がありますよ。という内容を書いたと思いますが、実はもう1つ持論がありますので、今日はその内容を書きたいと思います。

そのもう1つの持論とは「何かを得るためには、何かを失わなければならない」という事です。

ちなみに、これも『知ってるつもり!?』のラストで流して頂いて構いません(笑)

例えば「保険とか自費とか関係なく、全ての患者様に最高の医療を提供したい!」と願って、保険診療にも関わらず、1時間半も2時間もひとりの患者様の診療に費やしていたら、どうなるでしょうか?

言うまでも無く、経営が成り立ちませんよね。

つまり、「経営を成り立たせたい!」と思うのであれば、ひとりの患者様に対する診療の時間を、どこかで区切らなければならない訳です。

つまり「経営を成り立たせる」という結果を得るために、「長時間じっくりとひとりの患者様の診療にあてる(あくまで保険診療の場合ですよ)」という結果を失っているわけです。

ここまで読んでみて、“それって当たり前の事なんじゃないの?”と思われるかも知れませんが、実際に歯科医院で働くスタッフと話をしてみると、その当たり前の事が、なかなか理解出来ていない事があります。

つまりどういう事かと言うと、極端に表現すると『私は仕事を通じて、生き生きとしたいんです!』というスタッフに対して、私が『そう思われるのであれば、やはり遊ぶ時間や、寝る時間、休む時間を、他のスタッフよりも削って仕事をしていく必要がありますね』と伝えると、『いや、それは嫌です』と答えるようなケースなどが、それに当てはまります。

『仕事を通じて生き生きとしたい』という結果を得るためならば、やはりどこかで『(どんな内容であったとしても)プライベートな時間を削る』という取組みは、避けては通れない訳です。

『仕事を通じて生き生きしたいが、でも定時にしっかりと帰って、休みは友達とひたすら遊んだりしたいんです』という事は、不可能な訳です。

それはまるで、AとB、2つの道に分かれていて、どちらかにしか進めないのに、「私はAとB、両方の道に進みたいんです」と訴えているのと同じ事です。

私の例で言えば、『仕事を通じて精神的にも物質的にも豊かな生活を送りたい』という結果を得るために『妻とコミュニケーションを取る時間、友達とメールしたり、遊んだり、飲みに行ったりする時間』などを失っている訳です。

しかし、それに対してストレスに感じている事はありません。

何故ならば、若干繰り返しになってしまいますが、私は『仕事を通じて精神的にも物質的にも豊かな生活を送るためには、妻とコミュニケーションを取ったり、友達と遊んだりなどの時間は失わなければならないんだ』と割り切っているからです。

ですから、ここで一番大事なのは“『んじゃ、自分が得たいものは何なのか?』って事を自分がしっかりと理解している”という事なんです。

仕事を通じて成長したいと思うのであれば、とりあえずプライベートと名のつく時間は、削る必要があるのです。

「プライベートは削れない!」って事は、それはすなわち「仕事を通じて成長したいとは思っていない」って事なのです。

さて、あなたの得たい結果は何ですか?

そしてその為に何を失う事になるのでしょうか?

そして、あなたはそれを失う事を納得しているのでしょうか?

ここまで読んでみて、改めて今後の進むべき方向性を見つめ直して頂けたら嬉しいです。

それでは最後におさらい。

「物事はシンプルであればある程美しい」

「どんな時でも選択肢は、そんなに多くない」

「何かを得るためには、何かを失わなければならない」

この3つを、是非日々の生活の中で意識してみて下さいね!

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