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根本和馬の 歯科医院経営に役立つコラム

歯科医院経営で大事な事は“まず院長から実践する事”である[2006/06/14]


最近は読む本に結構アタリが多くて嬉しい限りです。

皆様ご存知、原田隆史先生の大人が変わる生活指導も、そんな一冊です。

特に私が共感したのは

「(中略)お父さんが毎日玄関の靴をせっせと揃える姿を見て、息子さんも真似をして揃えるようになったというのです。

いまでは、自分が揃える前に、小さな息子さんが真っ先に靴を揃えてくれるようになりました。「やりなさい」とひと言もいわなくても、親が率先して行動すれば、子供は親の姿を真似るものなのです。教育は言葉ではなく行動で示すものなのです」

これはそっくりそのまま、院長(上司)とスタッフ(部下)の関係にも当てはまるではないかと思います。

仮に院長がスタッフに対して「○○してほしい」「▲▲してほしい」と要求したとしましょう。

この要求の一番の解決方法は、院長が率先して○○したり、▲▲したりする事なのではないかと、私は思います。

分かりやすく具体的に例えると、仮に

院長がスタッフに対して「“ワクワク楽しい歯科医院作り”を目指してほしい」という願望があったとしましょう。

しかし、この院長が仏頂面で「うちの医院をワクワク楽しい医院にしていきましょう」と言ったとして、果たしてそれは説得力のある言葉と言えるでしょうか。

本当に心から「うちの医院をワクワク楽しい歯科医院にしたい!」と思うのであれば、先ずは院長自身が「ワクワク楽しい歯科医院とは、どのような医院なのか?」「どのような取組みをすれば、患者様にとって、ワクワク楽しい歯科医院だと言えるのか」を真剣に考え、「皆でワクワク楽しい歯科医院を作っていこう!」と、第三者から見ても楽しそうな伝え方をしなくてはならないのだと思います。

先程の親子の靴の話も全く同じではないでしょうか。

「子供に靴を揃えてほしい」という要求が父親にあったとして、子供に「靴を揃えなさい!」と叱ったところで、当の父親が靴を揃えていなければ、全く説得力が無いのです。

本当に靴を揃えてほしいと望むのであれば、「あぁ、お父さんがこんなに靴を揃えている。ボクもしっかり揃えなきゃいけないんだな」と、子供が自ら気付くまで、父親が見本を示してやる必要があるのです。

ちなみに私も自宅に帰ったら靴を揃えるようにしています。

もちろん原田先生の本の影響もありますが、一番の理由は、岩渕龍正が靴を揃えているのを、目の当たりにしているからです。

しかも自分の靴だけでなく、自分以外の人(時々私の靴も揃えてくれます)の靴まで揃えているのです。

初めてこの光景を目の当たりにした時は、ビックリしました。

確か経営戦略研究所にアルバイトとして手伝っていた頃だと思いますので、かなり初期の頃だと思います。

“靴を揃える重要性”など全く認識してなかった私は、この光景を目の当たりにして、

「えっ、確かこの人ってこの会社の社長なんじゃなかったっけ?私が今まで見てきた殆どの上司が、肘掛椅子に悠々と座り、ふんぞり返っていただけの人達ばかりなのに、この人は一体何なんだろうか?」

と思ったものです。

今ではこの光景も自然のものとして捉えられていますし、おかげさまで、私自身も靴を揃える習慣がつきましたが、本当に良い習慣を与えてもらったなぁと思っています。

「何でもっと明るく返事が出来ないんだ?」と思ってる院長。

「もっと元気に挨拶してくれれば良いのに」と思ってる院長。

「もっと積極的に掃除や後片付けしてくれれば良いのに」と思ってる院長。

これらの悩みの一番確実は方法は

「先ず院長から明るく返事をする」

「先ずは院長が元気に挨拶する」

「先ずは院長が積極的に掃除や後片付けをする」

という事なのではないでしょうか?

ある程度の期間、このような取組みをされて、スタッフが自主的に活動出来るようになって初めて、スタッフ主体の自立型医院を目指せるのではないかと思っています。

コンサルティング以外で、何人かの院長とお話させて頂いた中で「スタッフ主導型医院(つまり自分(院長)がいなくても、診療が回っていける医院)を作りたい」というご要望をお持ちのケースが結構ありましので、これらの院長には耳のいたい内容だったかも知れませんが、私の意見を述べさせて頂きました。

夢中になって書いていたら、いつの間にか3時になってました(驚)

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