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根本和馬の 歯科医院経営に役立つコラム

歯科医院経営で大事な事は“院長から変わる事”である[2006/06/03]


突然ですが、みなさんは「人は変わる事が出来る」と思いますか?

現在活性化している医院の院長は即答で「変わる事が出来る」と答えるでしょう。

逆に最近様々な問題を抱え、患者数も減ってきている医院の院長は「人は変わらないよ」と答えるでしょう。

と言うのも、最近コンサルティングにお伺いした医院などは、まさにその典型だなと感じたからです。

この院長との最初の出会いは今年の2月、無料経営相談でした。当時院長は主に「スタッフの問題」で悩んでおられるように、私には見えました。

この院長自身は素晴しいお人柄で、一見そのようなスタッフ問題を抱えるような方には見えないのですが、じっくりお話をさせて頂くと、何となくスタッフのマイナス(足りない点・劣っている点)部分に焦点をあて過ぎている印象を、私は受けました。

ですから私は申し上げました。

「私から拝見して、先生はスタッフのマイナス点を見過ぎている印象を受けます。それではスタッフは育ちません。これからは是非プラス点を見つける努力をして下さい」と。

院長にとってはショックだったかも知れません。ひょっとしたら「スタッフが悪いと思っていたのに、俺が指摘を受けるとは・・・」と内心不満もあったかも知れません。

しかしこの院長の最大の持ち味は、非常に「素直である」という事も、同時に最初の出会いで感じていた事だったのです。

ですから私は躊躇なく上記のような発言をしました。

「この先生は素直であるから、必ず実行出来るだろう」と信じて。

そして3ヶ月後。

2月の無料経営相談を経て、3月から定期コンサルティングを開始していますが、開始3ヶ月でかなり医院の雰囲気が良くなりました。

雰囲気が良くなってきた背景には「3月いっぱいで辞めたスタッフがいる」「4月から元気な新卒が入ってきてくれた」などの要因がありますが、私は一番の理由は「院長が変わった事」だと思っています。

院長ご自身はあまり実感が無いようなのですが、スタッフの方と話をしていると「あんなに院長が変わるとは思わなかった」という類の言葉が、続々と出てきています。

スタッフが「最近院長変わったな」と感じる事が、医院が活性化する好循環を描けるきっかけになる事は間違いありません。

このブログを読んだ下さっている院長の殆どは意識が高いと思いますので、「そんな事実際あるのか?」と驚かれるかも知れませんが、無料経営相談あるいは初回のコンサルティング時に

「何だかんだ言って利益をあげているのはオレ(医師)なんだから、まずスタッフが変わるべきじゃないのか?」

「スタッフ達がやる気を見せてくれたら、オレも変わるんだよ!」

などとおっしゃる院長が現実にいるのです。

このようにおっしゃる院長の医院というのは、まず間違いなく成功しません。120%の確率で断言出来る事です。どんな優秀なスタッフを採用出来たとしても、どんな優秀なブレーンがいたとしても、遅かれ早かれ彼ら彼女らは、医院を去っていきます。

そして新たにスタッフを採用→数ヶ月も経たないうちに辞めていく→そして新たに新たにスタッフを採用→数ヶ月も経たないうちに辞めていく・・・

というマイナスの循環が続くのです。

最初で書いた院長の医院も正にこの循環にハマりそうな状態でした。

現在この院長は「根本さんのおかげで、医院の雰囲気がかなり良くなってきた」とおっしゃってくれますが、実は私の影響力がもたらしたものというのは、そんなに大きくないと、私自身は思っています。

ですから謙遜でも何でもなく、私は院長にハッキリと申し上げます。

「医院の雰囲気が良くなったのは、私が原因ではありません。先生が素直に私の提案を実践して下さり、“何としても自分が変わらなきゃいけないんだ!”と覚悟を決めて下さったからですよ」と。

このように申し上げた時の院長の表情は、とても優しく穏やかなものでした。

もともと初対面の時から「優しいお顔をした方だな」と思っていたのですが、ここ数ヶ月で、更に優しいお顔になってきていると思います。

「優しい男 日本一」を目指している私にとっては、この院長が私の牙城を脅かしてくるのではと、内心ヒヤヒヤしております(笑)。

「人は変わる事が出来る」

この事を正に体感した、先日のコンサルティングでした。

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